インスタントコーヒーのことを考え始めたら、
いろんな疑問が沸いてきました。
こちらでは、そんなインスタントコーヒーについての疑問について調べたことをご紹介します。
インスタントコーヒーのはじまり
インスタントコーヒーの発明者
実は日本人なんですって。
カップラーメンも日本発だし、日本人ってけっこうすごい発明家なんですね。
加藤サトリという方が、緑茶のフリーズドライ製法による緑茶のインスタント化を研究する過程で、真空乾燥法によるインスタントコーヒーを発明しました。
その技術をもとに、アメリカのシカゴで加藤商会を設立。
1901年に、ニューヨーク州バッファローで開催されたパンアメリカ博覧会で世界で初めてのインスタントコーヒーを出品しました。
このときの名前が「ソリュブル・コーヒー」(溶けるコーヒー)というものでした。
素敵な名前ですね。
けれども、特許を取得していなかった加藤商会のインスタントコーヒーは、
1903年にインスタントコーヒーの特許を取得したジョージ・ワシントン氏に権利を持つこととなり、実は最初の発明者は日本人だったという事実は歴史の中に埋もれてしまったんです。
なんとも残念なことでした。
インスタントコーヒーの原料は?
インスタントコーヒーの原料はもちろんコーヒー豆です。
コーヒーの木から採れる熟した真っ赤なコーヒー豆がインスタントコーヒーの原料です。
インスタントコーヒーでは、さまざまな産地のコーヒー豆をブレンドして、豊かな香りと味を表現するべく研究が重ねられています。
インスタントコーヒーはどのように作られるの?
インスタントコーヒーの製法には、2種類の製法があります。
・スプレードライ製法(噴霧乾燥)
の2種類です。
それぞれの特徴をみてみましょう。
フリーズドライ製法(凍結乾燥)
世界で最初のインスタントコーヒーは、このフリーズドライ製法で作られました。
濃いコーヒー液を作り、それを凍らせてから細かく砕き、真空乾燥させます。
真空状態になると、水分は気体となり、コーヒーの成分が結晶として残ります。
この残った結晶がインスタントコーヒーの粒です。
フリーズドライ製法の良い点は、熱を使わないため、味や香りの品質が保たれるところにあります。
ホットコーヒー向きの製法です。
ネスレのゴールドブレンドは、このフリーズドライ製法が使われています。
スプレードライ製法(噴霧乾燥)
コーヒーから抽出した液体を高温で瞬間的に水分を飛ばして作ります。
この製法の欠点は、材料を高温で噴射するため風味の損失が多いことです。
熱によって、味や香りの品質が低下してしまいます。
最近では技術の向上でできるかぎり品質を低下させないための技術が向上してきているようです。
スプレードライ製法で作る粉は水やミルクなどに溶けやすいので
アイスコーヒーに向いた製法です。
ネスレのエクセラは、スプレードライ製法で作られたインスタントコーヒーです。
インスタントコーヒーの賞味期限は?
インスタントコーヒーの賞味期限は、コーヒー豆より長く、
開封前であれば約3年
開封後で約1ヵ月
とされています。
コーヒーは湿気と熱を嫌うので、開封後は蓋の裏ラベルを全部はがして、しっかり蓋をして直射日光を避けて保存しましょう。
インスタントコーヒで気をつけたほうが良いことは?
インスタントコーヒーで気を付けるべき点といえば、
・飲み方
・飲みすぎ
この2点です。
インスタントコーヒーで気をつけるべき飲み方
おいしく飲むコツは?
インスタントコーヒーは、工夫しだいで、
とてもおいしく入れることができます。
工夫のひとつめ
フライパンでインスタントコーヒーを弱火で乾炒りし若干焦げてきたら火を止めてコップに
淹れること香ばしさがアップ
工夫のふたつめ
コップにインスタントコーヒーを入れた後に、ティースプーン一杯分の水を入れてダマが
なくなるまで混ぜます。
ダマが無くなったら通常どおりにお湯を注ぐといつもよりもおいしく香ばしいコーヒーのできあがりです。
注意点!
インスタントコーヒーを飲む際に熱湯を注ぐのはNGです!
通常、ポッドは温度は95℃。
そのまま注ぐと熱すぎます。
ほんの少しさまして、80℃で注ぐのがベストです!
熱すぎるお湯を注ぐと、苦味成分が出てしまうため苦味が強いコーヒーになってしまうためです。
お水は軟水で
コーヒーをおいしく飲むためには、
カルシウムやマグネシウムの濃度が低い軟水のミネラルウォーターがおすすめです。
コーヒーは飲みすぎに注意!
コーヒーの飲みすぎは、
・カフェイン中毒
・胃が荒れる
・肌トラブル
などの原因となります。
飲みすぎには注意が必要です。
コーヒーの1日の摂取量の限度は、
・成人男性・・・1日に4~5杯
・成人女性・・・1日い2~3杯
とされています。
だ、この杯数も目安です。
個人差が大きいので、ご自分の適量に合わせて、楽しいコーヒーライフを送りましょう。
カフェインによって、胃酸過多となる場合もあります。
胃の弱い方は気をつけてください。
また、できれば空腹時より、食後に飲まれるのがおすすめです。
まとめ
手軽に楽しめるインスタントコーヒー。
今では、さまざまな工夫を凝らした商品もたくさんありますね。
上手に利用して、コーヒーライフをお楽しみくださいね。